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2007/02/09 健康のまちづくりフォーラムに参加しました

 2月7日に藤井寺市立市民総合会館で開かれた、健康のまちづくりフォーラムの座長として参加しました。この会では、病気にならないようにみんなの力で予防しよう、という目的で第1部では「メタボリックシンドロームにご用心」という演題で、大阪府立健康科学センター参事兼医長の木山昌彦さんの講演、第2部」では「広げよう、健康づくりの輪」という演題で、各地の健康づくりのグループの代表の方に来て頂き、それぞれの活動のお話をしていただきました。

 木山先生のお話で興味深かった事は、男性は50歳台までは甘いものはほとんど食べないのに60歳台になれば、お菓子など甘いものをかなり食べるという事でした。女性は年齢に関係なく甘いものをよく食べるようですが、定年になり家に居る機会が多くなった男性は、奥さんの勧めでついつい甘いものを食べるようになるようです。そこから肥満が始まります。また食べすぎを予防するには、残り物をなくす為にお皿に残ったものを食べてしまう事が多いので、小さなお皿に分けて出すように心がける事が大切だという事を指摘されました。「このお皿を片付けてしまいたいから、この一切れを食べてしまおう。」ということの無いよう、少量づつを小皿に分けて出したらよいようです。

 私の担当したパネルディスカッションは歌体操、ウォーキング、食育活動、町内会の交友会、太極拳、精神保健、各々のグループの代表の方に活動内容や苦労話、楽しさ等を報告していただきました。フロアーからは、団塊の世代が退職して地域社会に入っていく時、どのようにしてそれらのグループに参加していけばよいのか、といった質問も出され、和気藹々としたなかにもこれからの活動の参考になることが多く示された、有意義な会となりました。

 当初の予想では、100名も参加者があれば大成功、ということでしたが、180名近い参加者があり、会場の都合で残念ながら出席をお断りしなければならない方も居られたようです。申し訳ありませんでした。演題も今話題のメタボリックシンドロームという事で、皆さんの興味が高かったのでしょう。今回は藤井寺保健所の主催でしたが、医師会が行う市民健康講座もどのような題材を取り上げればよいか、熟考したいと思います。

 白 江 医 院 白江 淳郎


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