よくある質問

2019年9月22日

目次

藤・ネットQ&A

よく頂く質問を記載しています。利用や登録する際にご確認ください。


Q1:藤・ネットを使用するにあたって、費用は発生しますか。

A1:藤・ネットは無料で使用できます。スマホやパソコン・モバイルの通信料は、メール等通常の使用と同様にかかります。

Q2:情報が洩れる心配はありませんか。

A2:MCS(メディカルケアステーション)は厚生労働省等のガイドラインに準拠したシステムとして運営されており、ICTシステムとしては安全です。勿論、藤・ネットメンバーが、運用規約を遵守し、情報を外部に漏らさないということが重要です。

Q3:どんな職種が対象ですか。

A3:医師・歯科医師・薬剤師・ケアマネジャー(介護支援専門員)・看護師・病院ソーシャルワーカー・保健師・社会福祉士・介護福祉士・理学療法士・作業療法士・歯科衛生士・管理栄養士・大阪府藤井寺保健所・藤井寺市地域包括支援センター・藤井寺市福祉部高齢介護課の方です。藤・ネットに参加する施設、事業所に制約があります。詳しくは、「藤・ネット運用規約」の第8条を確認して下さい。

Q4:医師の診療科目に制限はありますか。

A4:制限はありません。

Q5:介護施設はどこでも参加できますか。

A5:藤井寺市、羽曳野市、又は柏原市に拠点がある介護施設は参加可能です。

Q6:病院の地域連携室の役割について教えて下さい。

A6:外来受診や検査に関する相談、入院や退院の報告、入院患者に関する相談や報告などを藤・ネットの「つながり」でやり取りすることになります。但し、患者の個人情報を扱う場合は、従来通り、電話やFAXの対応となります(外来予約、検査予約、検査結果報告、診療情報提供など)。

Q7:スマホ、コンピューター、タブレットなど複数の端末で使用する場合は、利用端末の数だけ申請が必要ですか。

A7:一つの申請だけで複数の端末で利用可能です。申請後に取得したID・パスワードを使って各種端末から藤・ネットにアクセスすることが可能です。ただし、2要素認証を利用する場合、電子証明書をインストールした端末からの利用に限られます。

Q8:藤・ネットの登録に顔写真が必要でしょうか。

A8:顔写真があれば、誰からの発信なのか、より分かり易くなります。また、本人認証をより確実にするためにも、顔写真は必要です。緊急時連絡用の電話番号の登録もお願いします。

Q9:添付したファイルはスマホからでも見ることができますか。

A9:スマホではワード・エクセルの文字の位置などがずれて表示されますが、判読は何とか可能です。パソコン・タブレットは問題ありません。画像・PDFデータはスマホでも問題ありません。

Q10:勤務先から支給されているのは ガラケーでメールもできません。1人1人アドレスが必要とのことですが、参加する良い方法はありますか。

A10:MCSで使用できるのは、スマホ、パソコン、タブレット端末で、ガラケーは使用不可です。勤務先からガラケーを支給されている場合は、勤務先で変更してもらうか、個人のスマホ・パソコン・タブレット端末を使用するしかありません。個人の機器を使用する場合でも、事業所の藤・ネット管理者の管理下で使用することになります。勿論、個人でも藤・ネット運用規約に従って使用することになります。

Q11:メールを確認する習慣がなく、気が付くと多くのメールが着信していて、驚くことがあります。そんな人でも参加しても良いのでしょうか。藤・ネットのメール確認はどの程度の頻度が良いのでしょうか。

A11:藤・ネットは、急を要する用件では利用しないことになっています。よって受信から返信までにある程度の時間があっても問題ありません。どの程度の時間かは用件の内容や受信者の判断によりますが、遅くても数日以内でお願いします。「了解しました」・「確認しました」の返事であれば、了解ボタン(親指マーク)をクリックするだけでも結構です。メール確認の頻度は、個人の判断で決めて頂いて結構ですが、1日1~2回位で十分です。

Q12:藤・ネットが採用するMCSには、「患者・利用者グループ」、「自由グループ」、「つながり」の3つの利用方法があるとのことですが、どのような場合にどれを利用するのか、その利用方法について教えて下さい。

A12:「患者・利用者グループ」は、ある患者、利用者に関与する藤・ネットメンバーが、その患者、利用者について、他の藤・ネットメンバーに相談、報告などの連絡を取りたい場合に利用します。「患者リスト」に患者、利用者の情報(氏名と性別のみでも可)を入力、次にグループに招待したいメンバーを藤・ネットメンバーから選び、招待を受けたメンバーが承諾すれば、「患者・利用者グループ」が立ち上がります。グループ名は患者、利用者の氏名が使われます。このグループの立ち上げ時期は、必要性が予測される患者、利用者については事前に立ち上げても結構ですし、必要性が起こった時点でも結構です。ただし、招待されたメンバーの返信(招待を受けるか否か)までに72時間の猶予時間があるため、緊急の利用には不適切です。最初にグループを立ち上げた人が管理者になります。管理者は、グループが不要となった時点で速やかにグループの登録削除をして下さい。
「自由グループ」は、藤・ネットメンバー間の情報交換、業務連絡、交流などの場として利用します。事業所内の藤・ネットメンバー間の連絡網でも利用できます。何のグループにするかは自由ですが、患者、利用者の個人情報は扱うことはできません。グループを立ち上げた人が管理者となり、グループの運営、管理をします。
「つながり」は、1対1のネットワークです。特定の利用目的はありません。患者、利用者の個人情報の取り扱いも可能です。ある程度の詳細な医学的情報を医療職間でやり取りする場合や特定の藤・ネットメンバーとやり取りする場合などで利用して下さい。

Q13:管理者と登録者の違いを教えてください。

A13:管理者(藤・ネット管理者)は、藤・ネットに参加する事業所内の藤・ネット参加者の代表という位置づけで、各事業所に1名を選任して頂くことになります。また、藤・ネット管理者以外の事業所内の藤・ネット参加者は「藤・ネット従事者」と 呼称し、藤・ネット管理者は藤・ネット従事者を管理する役割も担って頂くことになります。 藤・ネットにおける登録者とは、藤・ネットに登録し参加されるかたで、藤・ネット参加者と同義語になります(藤・ネットでは、「藤・ネットメンバー」と呼称しています)。よって、藤・ネットにおける登録者(藤・ネットメンバー)は、藤・ネット管理者と藤・ネット従事者で構成されることになります。 事業所によっては、藤・ネット従事者がおられない場合もあると思われますが、藤・ネット管理者1名のみの登録でも、藤・ネットへの参加は可能です。

Q14:対象となる患者、利用者さんに制限がありますか。

A14:制限はありません。医療機関に通院しているかた、介護施設に通所しているかた、介護施設に入所中のかたも対象になります。

Q15:すべての患者、利用者さんを登録する必要はありますか。

A15:すべての患者、利用者さんを登録する必要はありません。多職種が連携するために有用だと思われるかたを登録して頂くことになります。

Q16:藤・ネットでは、患者、利用者に関与する医療職・介護職等の間で、その患者、利用者の情報を共有することもあると思いますが、その重要性について教えてください。

A16:藤・ネットの目的の大きな柱は、医療、介護等に関わる多職種が藤・ネットを利用して多職種間連携を深めること、その結果として、患者、利用者に恩恵をもたらすことです。そのためには、患者、利用者の個人情報(医学的情報、介護情報等)のやり取りが必要になることもあります。患者、利用者の情報を共有することは、当該患者、利用者に何か問題があった時に、関係する多職種間が藤・ネットで協議する上で、大変重要と考えます。

Q17:「患者・利用者グループ」では、患者、利用者の個人情報をグループ内の藤・ネットメンバーで共有することになりますが、どの程度の情報を提供すれば良いのでしょうか。

A17:職種や個人によって情報の性質や取扱い方に違いがあるため、一概に言えませんが、医師が提供する場合は、詳細で高度な医学的情報や患者以外への提供に問題があると判断される情報は、慎重に取り扱って下さい。

Q18:患者、利用者の【個人情報使用の同意書】は、どのような場合に、誰が取得するのですか。

A18:「患者・利用者グループ」を最初に立ち上げる藤・ネットメンバーが、患者、利用者から取得して下さい(可能な場合は家族からも)。

Q19:登録した事業所の中での、連絡用ツールとしての使用は、特に問題はありませんか。 患者、利用者と関係のない業務連絡等についてのことです。

A19:登録した事業所内で、患者、利用者と関係のない業務連絡等で使用する場合は、「自由グループ」を利用することになります。但し、そのメンバーも藤・ネットに登録した藤・ネットメンバーである必要があります。

Q20:既にMCSを利用していますが、藤・ネットに参加可能でしょうか。

A20:既にMCSをご利用の場合でも、藤・ネットに登録することで参加することが可能です。メールアドレス等の情報が必要になりますので、藤・ネット事務局までお問い合わせ下さい。

Q21:一度削除したメンバーを復活させたい時は、再び申請用紙で藤ネットに登録申請しないといけないのでしょうか。

A21:グループ(患者・利用者グループ又は自由グループ)のメンバーから削除しただけなら再申請の必要はありません。 退職等で藤・ネットから退会されている場合は、再度、藤・ネット事務局まで申請が必要です。

Q22:藤・ネットに参加していた事業所が参加を辞退する場合はどうすれば良いですか。

A22:藤・ネット事務局にメール、電話等でお知らせください。藤・ネット事務局で処理します。

Q23:LINE等の一般的なSNSシステムとMCSの違いを教えて下さい。

A23:MCSは医療・介護用のLINEと呼ばれることもあるように、システム自体は非常によく似ており、どちらも簡単な操作で情報の共有や伝達が可能です。
2つのシステムの大きな違いはLINEが誰でも利用できる一般的なSNSであるのに対して、MCSは医療介護専用の完全非公開型のシステムになっており、医療・介護に携わるメンバーが参加するシステムであります。上記の特徴により「なりすまし」や意図せぬ外部への情報漏洩が起こりにくくなっています。
また、「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」にも準拠し、セキュリティに関しても2要素認証「(ID・パスワード)+電子証明書)」を利用できますので、端末を紛失したりIDやパスワードが流出したとしても情報が外部に漏れる可能性は低いです。
プライベートは「LINE」、医療・介護情報は「MCS」を利用して頂く事をお勧めしています。

Q24:藤井寺市、藤・ネット事務局、エンブレース(株)は、藤・ネットのやり取りを閲覧することができるのですか。

A24:藤井寺市、藤・ネット事務局は閲覧できません。エンブレース(株)も閲覧することはありません。

Q25:藤・ネットに使用している端末を紛失してしまいました。どうすればいいですか。

A25:
1.直ちに、他の機器を使い、MCSにアクセスし、自分のパスワードを変更してください。ID(メールアドレス)の変更も可能です。
2.直ちに、藤・ネット管理者が、藤・ネット事務局に、詳しい状 況を電話やメールで通知して下さい。必要により、藤・ネット事務局から運営会社であるエンブレース(株)に連絡し、藤・ネットメンバーの利用を一時停止してもらいます。
3.直ちに、機器の携帯電話会社に連絡し、可能なら、機器のリモートロックなどの処置をしてもらって下さい。

Q26:MCSは2要素認証が使用できると聞きました。従来のIDとパスワードによる1要素認証との違いを教えて下さい。

A26:1要素認証が「ID・パスワード」のみで本人確認を行っているのに対し、2要素認証では電子証明書を追加した、「(ID・パスワード)+電子証明書)」というシステムになっています。
従来の本人が知っている事(ID・パスワード)に加え、本人が所持している物(電子証明書が入っている端末)を組み合わせることにより、セキュリティの向上を図っています。今までの1要素認証ですと、ID・パスワードが外部に流出すれば他所からMCSにログインされていましたが、2要素認証ですと本人が使用している端末もログインに必要になりますので、使用端末が盗難されたうえでIDとパスワードも流出するといったことがない限り、外部からのアクセスは不可能です。ただし、上記のようにセキュリティは強固になりますが、電子証明書が入っている端末でしかアクセスできない問題も発生します。
例えば、外出先ではスマホで情報を確認し、施設に戻ってからパソコンを使って返信するといった運用をしていた場合は両端末に電子証明書をインストールする必要がありますのでご留意下さい。※電子証明書は無料で複数の端末にインストール可能です。
運用さえ、しっかりとしていれば1要素認証でも問題はありませんが、いつ起こるかわからないヒューマンエラーにも対応できるように、藤・ネットでは2要素認証の利用をお勧めしています。

Q27:「【藤・ネット運用規約】や【藤・ネット利用上の留意事項】等の関連文書を理解した上で、藤・ネットに参加してください」となっていますが、何とかパソコンなどを使っている者としては、これらの文書にある専門用語やセキュリティ対策等が負担に感じ、資料を読むだけで二の足を踏んでしまい、藤・ネットへの参加は難しいのではと思います。理解した上でないと参加してはいけないでしょうか。

A27:藤・ネットのようにネット上で情報をやり取りしてコミュニケーションを取り合う場合は、個人情報の保護や使用するIT機器の安全対策のための法律や公的なガイドラインがあり、これを守る義務があります。藤井寺市としては、藤・ネットメンバーにこの義務についてお知らせする義務があります。可能な限り理解しやすい文書にしたつもりですが、不明な点などがあれば、遠慮なく藤・ネット事務局に連絡して頂き、ご理解された上で参加してもらえればと思います。

Q28:【藤・ネット運用規約】の18条で「藤・ネットメンバーが、患者、利用者の個人情報を藤・ネット外部に漏洩した場合など、本運用規約に違反した場合は、当該藤・ネットメンバーが一切の責任を負うこととする」とありますが、当該藤・ネットメンバーに過失がなく、結果として個人情報が外部に漏洩した場合はどうなるのでしょうか。

A28:この規定は、藤・ネットメンバーが患者、利用者の個人情報を外部に漏洩するなど、本運営規約に違反した場合の規定ですが、当該藤・ネットメンバーに故意又は過失がないと認められる場合は、この限りではありません。


Posted by nakayama