宝塚篇
1) 「仁」 雪組
2) 「ビクトリアン ジャズ」 花組
3) 「華やかなる人生」 宙組
2番まではどうにか出ましたが、3番目はどうにか捻り出したと言う感じです。
月組の「ロミオとジュリエット」、これも良かったのですが、もう3回も違う組で上演され、2013年も又星組であるのかと思うと、正直言って食傷気味です。どんなに良い作品でも値打ちは下がってくるでしょう。初演時の白華れみちゃんが演じた乳母の、「あの子はあなたを愛している」を聞いた時は、彼女の乳母役に打ち込む姿も重なって自然と涙が出ました。このような大作はやはり数年に1回、彼女のように実力のある娘役さんで聞きたいものです。沙央くらま、美穂圭子さん二人の力は認めますが・・・。
今年は私のお気に入りの月組トップコンビ、霧矢、蒼乃さんを初め、各組トップの退団がありましたが、どう言う訳か感激することの少ない年でした。要するに作品に恵まれていなかったということでしょう。その中でも特に星組の凋落が気になります。
読書篇
1) 「政府は必ず嘘をつく」 堤 未果
2) 「成熟日本、もう経済成長はいらない」 橘木俊昭、浜矩子
3) 「勝てないアメリカ」 大治 朋子
今年もいっぱい読んだなという感じですが、108冊でした。
その中のダントツは、堤さんの本です。これほど複雑に、また権力者の意図したように社会は動かされているのか、と気づかされました。
日本社会はなぜ経済成長などという、昔の夢を追い続けているのか、それがいつも不思議でした。経団連の睫毛の長い、肥満した品性のない感じの会長が何かにつけ、お題目のように唱えていますが、そんなことこれからの日本でする必要があるのかと思います。それをまた安部首相がうわごとの様に言っています。経済界は喜ぶかもしれませんが、私達国民はますます不幸になると思います。そういうことで、最近私は浜教授の発言に注目しています。 |